こだわりの地酒と焼酎のお店 高木酒店

夏こそ日本酒

・ 夏こそ日本酒

アブラゼミ

 今年の夏は特に暑いような気がします。35℃、36℃なんて体温と同じですよね。
 私が働いている事務所は冷房の温度設定が28℃なんですが、体感温度はもっとずっと上の方に思えます。OA機器とか熱を放出するものが増えたせいもあるんでしょうね。

 こう暑い日が続きますと、涼しいものやあっさりしたものを体が求めるのも当たり前ですよね。どうやったって暑いのですから、せめて飲み物くらいは冷たいものをいただきたいです。生ビールがいいですね。飲んだ瞬間、結構夏っていいじゃん、なんて思っちゃいます。
 でもそこは利き酒師のおすすめどころ。ビールは最初の1杯だけにしておいて、夏ならではの日本酒を飲んでみませんか。

久保田 翠寿

 酒蔵からは夏のお酒が出てまいります。夏酒とも呼ばれる生酒です。火入れをしていないお酒のことですね。最近では様々な種類の生酒が出荷されております。
 冬に新酒ができて、ゆっくり熟成させながら出荷を待ちますが、普通ですと貯蔵する時と出荷時の2回、殺菌のための火入れを行います。この2回の火入れを行わず熟成し、出荷されたものを生酒と呼びます。
 また、貯蔵の時だけ火入れしたものを生詰め酒、出荷の時だけ火入れしたものを生貯蔵酒といって区別していますが、一般にはひっくるめて生酒と呼んでいます。
 火入れをしませんと醸造の時に働いた酵母も生きていますので、保存は冷蔵庫で行います。保存が悪いと味が変わってしまうことがありますので、ご家庭でも必ず冷蔵庫に入れてください。

 生酒は原酒に近いので、日本酒本来の甘味が生きています。また新鮮さが魅力ですので、そのみずみずしさはまさに夏にぴったりのお酒です。
 軽快でシンプルな生酒はどんな料理とも相性がいいのですが、特に淡白な素材とよく合います。サラダ、お刺身、魚の塩焼き、冷しゃぶなど、清涼感のある料理と一緒だとお互いの爽やかさが一層引き立ちますよ。

 最近では発泡清酒もよく出るようになりました。「すず音」、「とび六」、「月うさぎ」などの銘柄が、カフェバーなどにも並べられています。
 これらも生酒に分類されます。一般にアルコール度数が低いので、女性にも人気がありますね。

 発泡清酒の製造方法は2種類です。アルコール発酵がまだ進んでいるもろみをそのままビン詰めして、そのまま発酵させビンの中に炭酸ガスを閉じこめる方法。これはシャンパンと同じ作り方です。
 もう一つは、お酒の中に炭酸ガスを溶かし込む方法。炭酸ガスを入れたもろみをしばらく置いて搾り、さらに酵母を加えて発酵させたものです。
 どちらものど越しが爽やかなお酒に仕上がります。ぶつけたり揺らしたりは厳禁です。炭酸飲料ですものね。ビールの代わりに、冷たく冷やした発泡清酒をおしゃれなグラスで飲むのも粋ですね。

サムライ・ハイボール

 夏の夜、のども乾くし、ちょっとおしゃれな時間を過ごしたいときなど、カクテルを作ってみませんか。日本酒のカクテルはアルコール度数も少ないし、柔らかい口当たりで女性ファンも多いようですよ。
 レシピも沢山紹介されています。一般にカクテルレシピは蒸留酒ベースが多いので、ご自分でアレンジされるときは日本酒をちょっと多めの割合にした方が美味しいと思います。
 氷を入れたタンブラーに日本酒とジンジャーエールを入れ、レモンを絞って、サムライ・ハイボールなどいかがでしょう。
カクテルベースの日本酒は、爽やかでクセが少ない生酒が一番のおすすめです。

 まだまだ暑い日が続きそうです。熱中症にならないように気を付けましょう。
 涼しい部屋で過ごすのが一番ですけど、まずは身体を冷やすこと。首筋とか脇の下、足の付け根など動脈が通っているところを冷やして、血液の温度を下げましょう。
 水分の補給も大切です。塩分も失われますので、水よりはスポーツドリンクのほうがいいですね。
 涼しい秋が来るまで頑張りましょう。ご自愛ください。

 (平成22年8月)

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